副作用について

頭痛や吐き気を引き起こす危険性があるアイピル

投稿日:2017年5月28日 更新日:

アイピルはとてもポピュラーなモーニングアフターピル(緊急避妊薬)で、世界でも数多くの人に利用されています。避妊具を使用せずに性行為を行ってしまった時や性被害を受けてしまった時など緊急時に使用するもので、望まない妊娠を防ぐことができます。

アイピルは従来のアフターピルに比べると副作用が少ないと言われていますが、服用した後に頭痛などの副作用が現れることがあります。頭痛がひどくなると、吐き気などの症状が起こることもあります。
また、その他にも倦怠感を感じたり、下腹部に痛みを感じたり、乳房に違和感を感じたりといった症状が現れることもあります。吐き気がひどくなってしまうと、実際に吐いてしまうこともあるので注意が必要です。

頭痛や吐き気が起きるメカニズム

アイピルのメカニズム
アイピルには体内のホルモンバランスを乱し、子宮内膜を剥がれやすくする作用があります。アイピルの主成分は、プロゲステロンと呼ばれる黄体ホルモンです。女性の生理は、このプロゲステロンとエストロゲンと呼ばれる卵胞ホルモンが大きく関係しています。

エストロゲンには排卵を促す作用があり、妊娠しやすいように子宮内膜を厚くする働きもあります。エストロゲンは排卵日直前に分泌のピークを迎え、その後徐々に減少していきます。それからエストロゲンの減少に伴って、今度はプロゲステロンの分泌が増えていきます。

そして、プロゲステロンが十分に分泌されたところで分泌がストップし、生理が起こるといったメカニズムになっています。アイピルを服用すると体内にプロゲステロンが多量に吸収されるので、プロゲステロンが十分に分泌されたと判断されます。つまり、生理前のような状態を人工的につくり出しているのです。

プロゲステロンの分泌がストップすることで、子宮内膜が剥がれ落ち生理が起きる仕組みになっています。それにより、妊娠を防止することができます。
しかし、アイピルを服用するとプロゲステロンの量が急激に増え、ホルモンバランスを大きく乱すことになってしまいます。ホルモンバランスの急激な変化は、体にも大きな負担を与えてしまいます。

また、ホルモンバランスが乱れると血管が拡張するので、それが頭痛など痛みの原因になることがあります。吐き気や倦怠感、乳房の違和感などもホルモンバランスの乱れが原因で引き起こされています。

頭痛や吐き気はいつまで続くのか

アイピルを服用して起きる頭痛や吐き気といった副作用の症状は、一時的なホルモンバランスの変化によるものです。ですから、比較的短期間で治まるのが一般的です。大体、1日か2日程度で症状は改善します。

ただし、症状がひどい場合や副作用の症状が治まらないといった場合もあるので、そういった時には医師の診察を受ける必要があります。

アイピルを服用すると必ず副作用は起きるものなのか

副作用には個人差がある
アイピルを服用したからといって、必ず頭痛や吐き気などの副作用の症状が現れるわけではありません。副作用の現れ方には個人差もありますから、人によっては全く副作用の症状が現れなかったという人もいます。副作用の感じ方も人によってそれぞれ違うので、症状が軽いと感じる人もいますし、同じ症状でも重いと感じる人もいます。

頭痛や吐き気など副作用への対処法

アイピルを服用する時は、空腹時は避けた方が良いとされています。これは、空腹だと吐き気をもよおしやすくなってしまうからです。食事をした後にアイピルを服用するようにしたり、それが難しい時にはおやつなどを口に入れて空腹ではない状態にしてから服用するのが望ましいと言われています。

また、吐き気止めをアイピルと一緒に処方してもらうという方法もあります。吐き気に効果のある薬を服用することで、吐き気や嘔吐を防止できることがあります。ただし、乗り物酔いなどを防止する市販薬は、吐き気が起きるメカニズムが異なるのであまり効果は見込めないかもしれません。それから頭痛の副作用には、市販の頭痛薬などでも効果があるとされています。

吐いてしまった場合にはどうしたらいいか

2度吐いたら、もう一度飲むアイピル
アイピルを服用後に吐いてしまった場合には、もう一度アイピルを服用しなければいけない場合があります。目安になるポイントは、アイピルを服用してから3時間経過しているかどうかです。服用してから3時間経過していれば、胃で消化されているためもう一度服用する必要はありません。3時間経過していなければ、もう一度服用する必要があります。

モーニングアフターピルは、性交から72時間以内に服用しないと、その効果が見込めなくなってしまいます。妊娠は、精子が卵子に到着して受精し、受精卵となって着床することで成立します。受精卵が出来る前にモーニングアフターピルを服用しておかないと、着床する前のタイミングに間に合わなくなってしまいます。ですから、アイピルを吐いてしまった時には、72時間以内に間に合うようにもう一度服用しなければいけません。

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